魔法の手

「院長、壊れちゃった」「電球切れました」「院長、これ動きません」「これが取れちゃったみたいです」

今日も院長は大忙し。困った時の院長頼みの声がかかります。彼は手先が器用で、機械にめっぽう強いので、たいていの物は修理可能。大助かりです。院長は魔法の手を持っていると思っています。

家では院長のスイッチは、ほとんどオフの状態。何もしてくれないけど、側にいてくれるだけで何だか安心。もしもの時の夫頼みです。

 私は、がさつで不器用なので、手先が器用な人を見ると、心から感心し尊敬します。病院の待合室や診察室は、そんな器用な方々の作品がたくさん飾られ、私たちを応援してくれています。

「そんな手で、よく小さい動物を触ったり、細かい手術をしたり出来るなあ」と院長に不思議がられる私ですが、動物に関することでは、私も院長に負けない手力を発揮します。どんなに疲れていても、全身が激痛でも、熱やめまいがあっても、白衣を着ていると、なぜかシャン!と出来るのです。絶対に動物たちの魔法の手のお陰です。

さきほど院長は、次男を連れて今年最後の町内会の夜回りに出かけていきました。遠くで「火の用心」の声が聞こえてきます。いよいよ年の瀬ですね。

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