最近は、人間の病院でも、漢方薬を処方してくれるところが増えていますね。
漢方専門薬局または、漢方薬が並んでいるコーナーがある薬局も珍しくなくなりました。
当院でも以前から、漢方薬を治療に取り入れることがあり、手ごたえを感じていました。
「みなさんは漢方薬にどんなイメージを持っていますか?」と数人の方にお聞きしました。
「効果はゆっくり現れるんでしょ?」と多くの方から聞かれましたが、実は新薬と同じくらい素早く確実な効果が現れるんですよ。
体に優しい、自然な効き目、副作用が少ないなど、おおむね好印象で受け入れられていることがわかりましたが、中には苦い、飲ませにくい、高価などの欠点も指摘されました。
確かにそうですね。
でも、本当の問題は、証に合った漢方薬を正しく処方できるかどうかにあると思うのです。
まして、動物の場合は、人間用の漢方薬を使うしかなかったことも問題でした。
たとえば「汗を出す」などの効能は、人に良くても、汗をかけない動物には悪い影響を与える可能性があるのです。
喜ばしいことに、ようやく「動物専用の漢方薬」ができました。
そして、しっかり中医学を学んだ獣医師がいる動物病院で、漢方薬による治療が可能になったのです。
当院では、今までの治療に、フランス式メディカルアロマと中国の漢方薬による治療をプラスして、よりたくさんの手で命を支えていこうと思っています。
これからも、より深く学んでいきます。頑張らなくちゃ!!