スタッフブログ
2019年1月25日
ウェブカメラの進化形
私の動物病院の入院室は、犬用、猫用、小鳥-小動物用、ICU、隔離用、トリミング用、と分かれています。
🐶🐱🐭🐹🐰🐧🐸
ストレスを減らし、その子に最適な環境でお預かり出来ます。
スタッフの動線上にマジックミラーの窓があり、扉を開けなくても各入院室の様子を見ることが出来ます。
私の診察室は、各入院室につながっていて、直ぐに様子を見ることが出来ます。
ICUケージにはカメラが付いていて、自宅のアイパッドに映像を飛ばすことが出来ます。
もっと特別なカメラもあります。
具合が悪い子の身体を束縛することなく、刻々と変わる病状を主治医の携帯に教えてくれます。
体重1キロの小さなウサギのバースくん。
もうすぐ10才。
大変衰弱して、危険な夜を迎えました。
体温が測れないくらいに低下して、温めた点滴、
床面ヒーター、暖房、湯たんぽで体温維持をしていました。
危篤状態でした。
飼い主さんも私たちも、いつ心臓が止まるか心配で眠れぬ夜を過ごしました。
そんな時、普通のカメラでは分からない小さな変化をこまめに知ることが出来たので、ホントに有り難かったです。
バースくん。
元気になりました㊗️💕
明日、退院を迎えます。
飼い主さんも私たちも、嬉しくてたまりません。
彼は数々の奇跡を起こして来ました。
今度はダメかも、と何度思ったことでしょう。
今回の復活で、さらにバース伝説を更新してくれました。
奇跡は待ってても起こりません。
やはり努力してもぎ取る!
飼い主さんの決断、小まめな努力の積み重ね、最新の獣医学、機械、技術、中医学……
もろもろが積み重なって奇跡は起こるのだと、再確認しました。
今夜は少し眠れそうです。
明日も奇跡を連発出来ますように。😊💪