スタッフブログ
2020年6月22日
命を失うこと
動物たちは、どんなに長生きしてくれても必ずお別れがやって来ます。
多分、私たちより先に虹の橋を渡ってしまいます。
病院は命を守る戦いをする場所です。
残念ながら命を助けられないこともあります。
動物が亡くなった時は、私たちはパソコンからカルテ情報を消去し、カルテを保管場所に片付けます。
そして、明日も来る重症の子のための準備を始めます。
でも、大切な命を無くした飼い主さんの悲しみや苦しみは、その時から始まるのです。
時には何年も何十年も、思い出しては涙するでしょう。
身体の半分を失うほどの激しい悲しみは、何度経験しても耐えられるものではありません。
命の重さ、愛おしさ。
私たちは、決して忘れてはならないのです。
当院に新しく入社したスタッフには、必ずそんなお話をします。
そして、もう一つ。
院内で動物が亡くなった時は無理せず泣いて良いよ、とも伝えています。
一生懸命治療した子が亡くなるのは、私たちにとっても大きな悲しみです。
ただ、飼い主さんより先に泣いてはいけない、とお願いしています。
私は良いスタッフに恵まれています😊💕
頼もしい仲間の力を借りて、明日も思い切り頑張れます❗️✌️